8月8日午後池袋で開催した日中翻訳学院・武吉塾第14期公開セミナーで報告した平間初美氏(『中国発展報告―最新版』訳者)の体験談です。とても参考になりますので、配信させていただきます。


日本僑報社 翻訳者の体験談を配信『中国発展報告―最新版』の翻訳を終えて/平間初美氏

日本僑報社 翻訳者の体験談を配信『中国発展報告―最新版』の翻訳を終えて/平間初美氏

8月8日午後池袋で開催した日中翻訳学院・武吉塾第14期公開セミナーで報告した平間初美氏の体験談です。とても参考になりますので、配信させていただきます。

今回の翻訳は、昨夏の日中翻訳学院 http://fanyi.duan.jp/ の訳者募集を見て応募しました。もともと暑さに弱い私が東京まで出かけたのですから、よほどやりたかったのでしょう。初めての経験ですので、右往左往しているうちに、気がつけば終わっていました。

困ったことは数多くありましたが、一番印象深かったことは外国人の名前です。日本語とはまた違う感覚で音を漢字表記するので、アルファベット表記が添えられていないと、誰なのかを正確に把握するのに時間がかかりました。著名人であれば問題ないのですが、世間的にあまり名を知られていない人になると難儀でした。関連人物の英語論文をインターネットから探し出し、その参考文献リストから割り出した(検索というより捜索?)こともありました。翻訳作業の過程では、知識が多いことが大事ではあるものの、自ずと限界があるので、それ以上にリサーチの手段を増やすことが必要であると改めて認識しました。インターネットはもちろん、公共図書館サービスにもずいぶん助けられました。

また訳文の吟味にも時間がかかりました。武吉塾の課題など普段は横書きが多く、翻訳作業も横書きですすめているのですが、ある時ふと「出版物は縦書きだ」と思い、入力した文章を縦書きに変換してみました。そうするとまた見え方が違って、言葉の流れや句読点の打ち方など、新たな角度から訳文を考え直すことができました。初心者の私にとっては、意外に有効な方法だったと思います。

あれこれ四苦八苦しましたが、この本を選んで良かったという気持ちは今も変わりません。一冊の本を翻訳するには時間と労力が大量に必要になります。時には苦しい作業をしていく際に、自分が是非やりたいと思った本を担当することが支えになりますし、また今回その機会が得られたことは、たいへんに幸運であったと思います。

言うまでもなく出版物は様々な人の仕事を経て完成するものであり、私はその一部を担当したにすぎません。またそのなかで私一人が素人からのスタートであったことで、たくさんの方々にご面倒をおかけしました。この場を借りてあらためてお詫びとお礼を申し上げます。


【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:日本僑報社
担当者名:南 一郎
TEL:0359562808
Email:d@duan.jp


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